商売を行う場合、市場にいる消費者のことを良く知ることが大切です。
自社が「扱おうと考えている商品やサービス」というカテゴリーに対して、消費者のニーズがあるかどうかを知る必要があります。
また、その「カテゴリーの市場規模や普及率がどうなのか?」、その中で「消費者は、どのようなの状況にあるのか?」を考えることも外せません。
図1は消費者を取り巻く状況であり、「状況=事実」を知ることが大切です。
図1:消費者の状況を理解する
消費者を取り巻く状況をつかめば、次は消費者の「価値観」「悩み」について考えます。
この状況なら、消費者は「こういった価値観で生活しているのでは?」「こんな悩みがあるのではないか?」といった「消費者」といった観念より、さらに大きな括りである※「生活者」の視点を持って考えることが大切です。
※ 生活者 > 消費者 (> ショッパー) > 顧客 >お得意様
消費者は「商品」といったモノが欲しいのではありません。
その「商品」によって困りごと・悩みを解消し、「どう快適な生活を送れるようになるのか?」というベネフィットに価値を感じます。
このベネフィットこそが、通常の意味での「商品」を購入する理由、お金を払う対象になることを理解してください。
図2:消費者の生活
また、「売れるしくみづくり」において「数値化できるものは全て数値化する」ということが大切です。
消費者に関する項目は数値化できる項目も多くあります。
数値化できるものは全て数値化し、正確に把握するようにしましょう。
①消費者を取り巻く状況(状況=事実)を知ることから始めましょう。
②消費者を取り巻く状況をつかめば、次は消費者の「価値観」「悩み」について考えます。
➂この状況なら、消費者は「こういった価値観で生活しているのでは?」「こんな悩みがあるのではないか?」といった生活者としての視点を持って考えることが大切です。 |