ブランド・エクイティとは、消費者があるブランドに対して持っている全てのイメージのことです。
販売する商品にブランドが付与されることで、その商品の価値があがります。
この「選ばれる理由を考えよう」の章では、自社のブランドに対して、消費者が持っている全てのイメージを確認する作業を行います。
①「なぜ、このブランドを購入するのか?」「なぜ、自店で購入するのか?(商品は同じでも)」をベースにおいて考える
②ブランドに対して持っているイメージを全て書き出す
➂書き出したイメージの中で、一番の購入要因になっているものを考える →裏に隠れているポジティブな想いを考える
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例えば、「CHANEL」というブランドで考えてみると、下記のようなイメージが挙げられます(あくまで例示です)。
これらのイメージのなかで、一番の購入要因となっているのが「自立した女性(に見られたい)」であるならば、この裏に隠れている想いには「高いプロ意識を持っているという自尊心」があると考えられます。
「シャネルを持って、颯爽と歩き、周りから仕事への意識が高い女性と見られたい」という「想い」に対してお金を払うのです。
このブランドに対する一番の購入要因となっているイメージから導かれるポジティブな「想い」がベネフィットです。
企業によっては「高品質・・・長期使用できる安心感」といった商品的なものもあるでしょうし、「おもてなしの接客・・・高額商品購入時の優越感」といったサービス(顧客からすれば買い物体験)など、消費者がイメージする多種多様なベネフィットがあります。
このベネフィットこそが、消費者がお金を支払う対象であり、ブランドが選ばれる理由になります。
また、現実には大手企業と違い、消費者に「自社の存在を知られていない」という中小企業・小規模事業者もあるでしょう。
いや、むしろその方が多いのが自然だと言えます。
その場合には「自社の強み」などを訴求し、認知度を向上させる取り組みが必要になります。
①ブランド・エクイティとは、消費者があるブランドに対して持っている全てのイメージのことです。
②ブランドに対する一番の購入要因となっているイメージから導かれるポジティブな「想い」がベネフィットです。
➂ベネフィットこそが、消費者がお金を支払う対象であり、ブランドが選ばれる理由になります。 |