将来に向けて漠然とした不安があり、副業も禁止されている為、「万が一の場合は起業でも・・・」と考えています。準備に専念するため、先に退職した方がいいでしょうか?
はい。在職中というのは大きな強みです。退職は焦らず、給料を貰いながら準備を進めるようにしましょう。
在職中というのは大きなメリットです。
給料を貰いながらであれば、基本的に準備期間中の「リスクは0」にすることができます。
行動することは大切ですが、「早く辞めたいから」といった見切り発車の退職はリスクが高すぎるため、避けた方が賢明です。
また、副業が禁止されている企業に勤めていても、帰宅後の自分の時間を利用して起業の準備をすることは、誰からもとがめられることではありません。
むしろ、副業禁止の企業で「副業を行う」方が問題で、誰にも言わずに行っていても
、役所から会社に送付される住民税の住民税決定通知書などで、バレてしまうリスクもあります。
逆に副業OKなら、副業を育てて「食べていける見込みが付けば起業する」というのであれば、起業後のリスクも少なくなります。
但し、「副業がうまくいき、起業につながればいいな・・・」という希望を持って副業を始める場合は「副業選び」が重要になってきます。
また、起業するため、会社を退職したという方もおられるでしょうが、何も考えず、先に退職したという方は少ないと思います。
この「在職中に起業について考える」ということ自体も「在職中の起業準備」に該当すると言えます。
なかには、リストラや倒産などで急な失業になった方も居られるでしょう。
この場合は「目先の生活費確保」が最優先項目になり、「職を選ぶ余裕もなく、次の仕事につく」という現実的な判断になることが多くなります。
急な転職で自分に向いていない仕事を選ばざるを得なかったとしても、「働きながら、起業準備をする」ことで精神的な安定も得られるはずです。
起業準備は「給料を貰いながら」という在職中のメリットを活かし、決意が固まればスピードを持っての行動し、あきらめず、決めたことをやり抜くことが大切です。
また、起業準備において「数値化できるものは全て数値化する」ということが大切です。
ここでの数値化とは時間になり、日程を決めて計画を立てるということになります。
実際に準備を行っていくと、当初の計画を変更せねばならないことが多くあります。
「どうせ変更するんだから・・・」といった感覚で計画を手間に思わず、当初から数値化を進め、考えていく中でその都度、変更・修正を行ってください。
●給料を貰いながら準備ができるという、在職中のメリットを活用しましょう。
●副業禁止の企業に勤めていても、帰宅後の自分の時間に行う起業準備は誰にもとがめられず、準備期間中のリスクを無くすことができます。
● 副業禁止の企業で副業を行う方が問題で、住民税など思わぬところからバレる可能性があるため、ルールに従いましょう。 |